医療データ利活用プラットフォームを開発する株式会社 Yuimedi(本社:東京都中央区、代表取締役:グライムス英美里、以下「Yuimedi」)は、2024年1月1日に米国法人Yuimedi, Corp.を設立しました。また、株式会社DG Daiwa Venturesをリード投資家としたエクイティ・ラウンド、およびあおぞら企業投資株式会社からのベンチャー・デットで、合計4億円を調達しましたことを合わせてお知らせいたします。
事業内容と資金調達の概要
米国法人代表は日本法人と同じくグライムス英美里が務め、Yuimediの100%子会社としてデラウェア州に設立しました。事業所所在地はマサチューセッツ州ボストンとなります。ボストンは世界最大のライフサイエンス・クラスターが形成されており、事業を成長させる環境として最も適していると判断をし、法人を設立いたしました。
Yuimedi は創業当初より、医療データ利活用の動きが先進的で、かつ市場の大きい米国において課題解決に挑み、事業成長を加速させる道を模索していました。既報の通り、2022年11月にシリコンバレー有数のアクセラレータである Alchemist Acceleratorが提供するアクセラレーション・プログラムに採択されました。これをきっかけとして、2023年8月より米国での活動を開始し、同年9月にはTech Crunch主催のStartup Battlefield 200に選出さる等、順調に滑り出すことができました。中長期的な顧客獲得に備え、現地法人設立の必要性が高まったため、今回の米国法人設立に至りました。
Yuimedi が取り組む医療データの利活用において、米国は電子カルテデータを始めとする EMR(electronic medical record)データの標準化が進んでおり、医療データ利活用の土壌が組成されています。一方で米国においても、日本同様に保管された膨大な量のデータから必要なデータのみを適切に抽出する作業には膨大な工数が投下されており、この課題は未解決であることが明らかになりました。Yuimedi はこの課題に対するプロダクトとして、生成AIを用いた医療データ抽出ソフトウェアである YuiQuery の開発を米国主導で進めております。すでに医療機関に在籍しているデータサイエンティスト約10名がテストユースを行っている状況です。
これに伴い、米国での採用や事業推進のため、株式会社DG Daiwa Venturesをリード投資家とした既存投資家、およびあおぞら企業投資株式会社より合計4億円の追加調達を行いました。本調達で、累計資金調達額は9.5億円となりました。
Yuimediは、日米両国での事業展開を更に加速させ、ビジョンである「医療をアップデートさせるデータ利活用インフラの構築」の実現に向け邁進してまいります。
会社概要
会社名:株式会社Yuimedi
事業内容:医療データ特化型クレンジングソフトウエアの開発・提供、医療データ利活用プラットフォームの開発・提供
代表取締役:グライムス英美里
創業:2020年11月
会社HP:https://yuimedi.com/
US法人会社概要
設立年月日:2024年1月1日
商号:Yuimedi, Corp.
登記地:アメリカ合衆国デラウェア州
事務所所在地:アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン
代表者:グライムス英美里
資本金:700,000 USドル
決算期:12月
出資元:株式会社Yuimedi(100%)
出典元 医療データ利活用のYuimedi、米国法人を設立。4億円を追加調達
Comments