テクノロジーでいつどこでも必要な医療が受けられる世界を
資金調達の目的
このたび調達した資金は、主に病理AI開発をはじめとしたソフトウェア開発、デジタル化領域への設備投資、営業体制の強化および医療機器承認申請のために投資する予定です。
世界的ながんの診断件数の増加に伴って、病理診断・検査の数が大きく増加している中、慢性的な人手不足の状況があり、医療機関の労働負荷は非常に大きくなっています。病理診断領域は、長らく従来の物理的なプレパラートによって診断が行われてきておりますが、メドメインではデジタル化サービスの提供及びデジタル病理支援AI搭載クラウドシステム「PidPort」の提供により医療機関の支援を行ってきています。
PidPortは現在、医療機関どうしの遠隔診断支援やコンサルテーション、複数施設で連携したカンファレンスの開催、学会での利用、講義や研修会などの教育利用、大学や企業における研究や精度管理等、幅広いシーンで多くのお客様にご利用いただいています。今後、更なる機能強化や周辺システムとの連携によって、より利便性を高めてご活用いただけるように改良を進めてまいります。
資金調達の概要
デジタル病理支援AI搭載クラウドシステム「PidPort」を提供するメドメイン株式会社 ( 本社:福岡県福岡市、代表取締役CEO: 飯塚 統、以下「メドメイン」)は、この度、PSP株式会社、ミガロホールディングス株式会社(東証プライム:5535)、株式会社ニコン(東証プライム:7731)、エンジェルナビ・グループ、福山太郎氏、個人投資家を引受先とした第三者割当増資により、シリーズA2ラウンドとして総額8.5億円の資金調達を実施致しました。これにより、累計20.5億円の資金調達を完了したことをお知らせします。
出資者からのコメント(一部)
PSP株式会社
PSP株式会社は、放射線領域での画像管理システムにおいて国内2,300超の顧客があり、医療AIプラットフォームNOBORIを通じた複数の放射線画像診断支援AIの提供実績があります。放射線領域では検査装置のデジタル化を背景とし20数年前にデジタルシフトが起こりました。病理の分野では今まさにAIを起点としたデジタル転換が始まっています。メドメイン社はその大きな変化における台風の目です。当社は、メドメイン社との資本業務提携により、自社サービスを病理分野へ拡大し、メドメイン社の強みである病理AIの開発力、さらにNOBORIとPidPortを融合させた病理クラウドソリューションにより病理分野のDXをサポートしていきたいと考えています。
ミガロホールディングス株式会社
世界中で病理医が不足しているという社会課題に対し、深層学習によって開発された病理AIによる高精度で迅速な解析結果の提示と遠隔病理診断等のオンライン上での病理診断を可能にする「PidPort」というプロダクトでその解決に貢献するという事業方針には、とても感銘を受けており高く評価しております。加えて、当社といたしましては、創業者である飯塚社長の人柄や実績、能力に期待し、投資をさせていただきました。今後も目覚ましい実績を挙げていかれることを期待しております。
エンジェルナビ・グループ
医療課題の実体験に基づく起業であり、メドメインは、テクノロジーだけでなく事業構想・推進力にも長けている印象を強く持っています。また細胞組織データが地域/時間に左右されず、一度蓄積されたデータは全世界で長い将来に亘り転用できるため、世界標準になり得る日本発メディカルサービス・プロバイダーとして注目しています。エンジェルナビ・グループは、CVC運用支援に加え、投資銀行出身者によるスタートアップ向け財務支援も行っており、上場大手との連携やExitで、メドメインの成長に貢献して参ります。
会社概要
【会社名】メドメイン株式会社 (Medmain Inc.)
※経済産業省 J-START UP 選出企業 https://www.j-startup.go.jp/startups
【設立日】2018年1月11日
【事業内容】医療ソフトウェア・クラウドサービスの企画・開発・運営および販売
【代表取締役/CEO】飯塚 統
【所在地】
[東京オフィス] 東京都港区南青山2-10-11 A青山ビル2F
[福岡オフィス] 福岡県福岡市中央区赤坂2-4−5 シャトレサクシーズ104
■各種関連サイト
【コーポレートサイト】https://medmain.com
【プロダクトサイト】https://service.medmain.com
出典元
病理AI開発のメドメイン、シリーズA2ラウンドで8.5億円(累計20.5億円)の資金調達を実施
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